ユニバーサル基板の配線図を書くならフリーソフト「PasS」を使おう

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ユニバーサル基板を利用すれば、プリント基板を使わなくても個人で簡単に電子工作ができます。ユニバーサル基板は配線部分を銅線ではんだ付けする必要がありますが、単純な回路であれば設計図を作製せずに配線パターンを考えることができます。複雑な回路だと、限られたスペースを有効活用したり銅の配線部分を少なくするために設計図(配線図)を作成する必要があります。

手作業でもユニバーサル基板の配線図を作成することが可能ですが、複雑な回路であれば専用のソフト(基板エディタ)を利用すると便利です。基板エディタの中にはプロ用の高価な有料ソフトもありますが、趣味で使用する場合はフリーソフトがおすすめです。ユニバーサル基板の配線図を描くのにおすすめのフリーソフトとして、PasSがあります。ちなみにこれは、“PartsArrangeSupportSystem”の頭文字です。PasSは32ビット版のWindowsOSにも対応しているので、古いパソコンでも使用可能です。

PasSで配線図を設計するためには、最初に回路設計用のソフトで回路を設計してデータを保存しておく必要があります。回路設計用のフリーソフトで作成した画像データであれば、PasSに出力することが可能です。回路設計用のを起動するとエディタ画面が表示され、点が並んでいます。各点を結ぶようにして、導線やパーツを配置することができます。マウスでツールを選んで導線を接続したりパーツを配置しながら、画面上に回路を設計してデータを保存しましょう。

回路図のデータが完成したら、PasSを利用して実際にユニバーサル基板上に配線図を描く作業に入ります。起動すると画面中央部分にユニバーサル基板の図が、画面の左端に登録部品の一覧が表示されます。回路設計用のソフトで作成した回路図をPasS上の画面に取り込み、サイズを調整しながら各部品の場所と配線パターンを描く作業に入ります。回路図の上に登録した部品を乗せて、穴の位置に合わせてパターンを描けばユニバーサル基板上の配線図が簡単に描けます。配置場所を簡単に変えることができるので、無駄のない回路を設計することができます。

PasSで配線パターンを作成したら、必要な電子部品を買い揃えて組み立てをするだけです。最初は縮尺を合わせるのに手間がかかるかもしれませんが、慣れたら簡単に配線パターンを描くことができます。

ちなみにPasSで基板の配線図を設計するためには、最初に部品の形状とサイズを登録する必要があります。手作業で入力する方法もありますが、デジカメなどで撮影した部品の画像を利用してサイズを合わせてソフトに取り込むと便利です。